こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
最近、ニュースでよく「リスキリング“Reskilling”」という
言葉を聞くようになりました。
リスキリングを日本語に訳すと「職業能力の再開発」と
言われます。
“Re”は「再び」を意味する英語で、
スキル”skill”を再び獲得し直す「リ・スキリング」を
単語にしたものです。
急速に経済や産業構造が変化する現代社会において、
従来の職業に求められたスキルや知識が変化しています。
このような状況において将来的なキャリアを築くには、
リスキリングが不可欠です。
こう聞くと、リスキリングが必要なのは社会人で、
子どもには関係ないと思われるかもしれません。
ですが、想定外の出来事に対応する力は
今後ますます求められます。
学校を卒業した後も生涯学び続けるリスキリングが
日常化すると考えられます。
そのため、答えのわからない課題に向き合い、
必要な答えを見出す力を中・高校生の頃から培うことは
リスキリングへの適応力を高めることにつながります。
このことは進学や進路の選択の幅を広げることにも
つながっています。
中・高校生がリスキリングに取り組みためには、
STEM教育(ステム教育)やプログラミングに取り組むこと
が有効です。
STEM教育とは
「科学“Science”」「技術“Technology”」
「工学“Engineering”」「数学“Mathematics”」
の４つの単語の頭文字を合わせた造語です。
これらの分野を学び、
将来必要とされるデジタル技術やコンピュータ技術を
身につけることができます。
また、これらの分野はグローバルな共通言語である
英語力も必要ですので、
英語教育にも取り組むことが大切です。
さらに、問題解決能力やクリティカルシンキングなどの
スキルも必要です。
これらのスキルは学校の授業を受け身で受けていては
身につきません。
自分で課題を設定し、調べ学習をすることが必要です。
中・高校生には人間関係を築くスキルも必要です。
コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップなどが
求められます。
これらのスキルを身につけるには、
クラブ活動やボランティア活動など、
勉強以外の外部での活動に参加することが有効です。
ご家庭でもリスキリングを話題にお子さまと話をし、
子どもに必要性を意識させてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
