こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
勉強において必要な力である「国語力」。
全ての教科の教科書や資料は日本語で書かれています。
説明も日本語でなされます。
それを理解するには国語力が求められます。
国語力とはどのような力でしょうか。
文部科学省資料「これからの時代に求められる国語力」
によると、
『国語は、学校教育のあらゆる教科や様々な学問の基盤で
あり、各人の知的活動の基盤として、
あらゆる「知識の獲得」と「能力の形成」にかかわる』
とされています。
「知識の獲得」と「能力の形成」には読解力が必須です。
どんなに長い文章も単語により組み立てられています。
ですので、読解力を高めるには語彙を増やすことから
始める必要があります。
語彙力を高めるには、知らない単語やわからない表現に
出くわしたときに意味を考えたり調べたりする習慣を
身につけることで、語彙を増やすことができます。
親御さんは意味を教えてあげたり、
自分で辞書を引くよう子どもに促してください。
国語力を伸ばすには「音読」が効果的です。
声に出して文章を読むには、漢字の読み方や意味、
文章の流れや切れ目を考えながら読むことが必要です。
自然に知識が増え、語彙力や文章力の向上、文章の構造の
把握などが期待できます。
スムーズに澱みなく読むことができるようになるまで、
何回も繰り返し音読するようにしましょう。
3〜4ページごとに区切って音読するといいです。
親御さんは子どもの音読を聞いてあげてください。
一人で読むよりもモチベーションが高まります。
国語力は読解力だけではありません。
得た知識や考えを、必要に応じて説明したり言語化できる
「表現力」も必要です。
表現力を鍛えるには、要約が効果的です。
まとまった文章を読み、段落ごとに書かれている内容を
まとめてみるようにしてみましょう。
分量はひと言程度で構いません。
国語力は社会に出てからも求められます。
IT化が進んでいるとはいえ、
文書や会話が理解できないと仕事がスムーズに進まず、
人間関係もうまく構築できません。
子どもの頃から考える力や感じる力、想像する力、
表す力を育むことが国語力に結び付きます。
親御さんは子どもの国語力が高まるよう
サポートをしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。