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好奇心を高める

2023/05/15
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

「好奇心」とは、

物事の知識や理解をもっと深めたい、

もっと知りたいという欲求や気持ちのことをいいます。

 

小さい子どもは本来好奇心の塊です。

あらゆることに対して「なぜ?」「どうして?」と

興味を示します。

 

心理学者のバーラインは好奇心を2つに分類しています。

【新しいものを広く知りたい(拡散的好奇心)

拡散的好奇心が強い子どもは、

物事を知る意欲と、

様々な角度から検証していく意欲があります。

 

これは、一つのことを調べるとそこから次の情報を求め、

さらに別の情報を求めるというように、

好奇心が刺激されている状態です。

 

【分からないものを深く知りたい(特殊的好奇心)

特殊的好奇心が強い子どもは、

集中力がアップし、

知らない情報に興味を持つ効果があります。

 

これは、興味があることに対して、

とことん調べるという好奇心が刺激されている状態です。

 

この2つの好奇心の関係は、

目新しいものに興味を持ち、

いろいろな対象に興味を持つことが拡散的好奇心で、

その対象をさらに深めていくことが特殊的好奇心です。

 

子どもの好奇心が高まると、

どのような良い点があるのでしょうか?

 

まず、主体的に学習に取り組めるようになります。

新しい学習内容に興味を持ち、

解決することに楽しさを感じるため、

親や教師など周りから「勉強しなさい」と言われなくても

自ら進んで勉強に取り組むことができます。

 

また、課題を発見する力が身につきます。

近年社会で重視されているのは「問題解決能力」ですが、

その前提として必要なのが「課題発見能力」です。

好奇心が高まると、何か問題があったときに

解決するためは何が課題かがわかるようになります。

課題に気づけば、問題を解決力も高まります。

 

さらに、行動力が身につきます。

「もっと知りたい」という気持ちから、

自分から図書館に行って調べものをしたり、

自分で確かめるために現地に足を運んだりというように

積極的に行動するようになります。

 

このように好奇心は子どもの成長にとって大切なもので、

学習意欲にも良い影響を与えてくれるものです。

 

好奇心を高めるために親はどのようなサポートが

できるのでしょうか?

 

お子さんが何か質問をしてきたときは、

その疑問に丁寧に向き合いましょう。

このとき簡単に答えを教えるのではなく、

お子さんと一緒に考えてください。

「どうしてそう思ったの?」と逆に質問したり、

「〇〇の本を読めばわかるかもしれないよ」と

ヒントを与えると良いでしょう。

自分で考えたり調べてわかったことは、

子どもにとって大きな喜びとなるはずです。

また、図鑑や地図、参考書などを揃えておくと

いいでしょう。

 

親御さん自身が好奇心を持つことも大切です。

ちょっとしたことでも疑問を持ち、

お子さんと一緒に話し合うことで、

お子さんの好奇心はより高まっていきます。

 

何よりも大切なことは、

お子さんが熱中していることを制限しないことです。

 

大人から見れば「なんでこんなことに熱中しているの?」

と疑問に思うことがあるかもしれません。

ですが熱中しているときは、

脳の活動が非常に活発になっているときです。

 

人権を害していたり、危険でない限りは

できるだけお子さんの行動を制限せず見守ってください。

 

お子さんの「なぜ?」「どうして?」を大切にして、

好奇心を伸ばしていけるようサポートをしてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。