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G7サミットが開催されました

2023/05/22
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

G7サミット(主要7カ国首脳会議)

19日から21日の3日間、広島市で開催されました。

 

ロシアのウクライナ侵攻、

世界をゆるがす経済危機、

地球温暖化 …

 

世界的な問題が起きたとき、

どこか一つの国だけで解決することは困難です。

国際連合や国際会議で解決できればいいのですが、

違う国の意見をまとめるのは難しいこともあります。

 

そこで、価値観が近い先進国が集まって話し合うのが

G7サミット」です。

 

サミット“summit”とは英語で「頂上」という意味で、

主要な先進国のトップが集まる頂上会合です。

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、

カナダ、日本の7カ国の首脳を中心に年1回開かれます。

 

サミット初めて開かれたのは1975年です。

第1次オイルショックによる世界経済の混乱に対して

先進国が団結して対応を協議するため、

アメリカ、イギリス、フランス、西ドイツ、イタリア、

日本の6カ国がフランスに集まりました。

1976年にカナダが加わり、

「G7」の枠組みとなりました。

 

G7の国々は1年交替で議長を務めますが、

日本が議長国を務めるのは今回で7回目です。

 

広島サミットではG7首脳とEU代表を中心に、

オーストラリアやブラジルなど8つの国が招待国として

参加しました。


またウクライナのゼレンスキー大統領が参加しました。 

そのことからも分かるとおり、

広島サミットの最大のテーマは

ロシアのウクライナ侵攻です。

 

G7はこれまでも力で国際秩序を変えようとする動きに

厳しく非難してきました。

今回のサミットでも改めてロシア軍の即時撤退を求め、

経済制裁の強化について話し合いました。

 

広島は核兵器による壊滅的な被害から復刻した街です。

その街で開催されるサミットでは「核兵器のない世界」の

実現に向けた道筋についても議論されました。

 

ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻で核兵器を使う

という発言を繰り返しています。

また中国や北朝鮮などの動きによって

核兵器をめぐる世界情勢は厳しさを増しています。

 

「核兵器のない世界」という理想の実現に向けて、

議長国であり唯一の核被爆国である日本は

今後も中心となり道筋を議論すべきでしょう。

 

それ以外にも経済や安全保障、気候変動など

あらゆる議題を話し合うG7サミットですが、

その枠組みには限界も指摘されています。

 

中国やインドをはじめとする新興国が存在感を増し、

G7やEUだけの取り組みでは

世界共通の課題に対応できなくなっています。

そのため、近年では主な新興国も交えた

「G20」の会合も重視され、毎年開催されています。

 

時事問題は定期テストや入試でも毎年出題されています。

国内の大きな出来事について親子で会話して、

子どもの意識を高めることも取り組んでください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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