こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
お子さまが中学生になったタイミングで、
スマートフォン(スマホ)を与えるご家庭もおありだと
思います。
「中学生にスマホはまだ早い」と思っている方も
多いと思います。
ですが中学1年生のスマホ所持率は65%、
中学3年生では81%の子どもが所持しています。
(NTTドコモ・モバイル社会研究所、2021年11月
実施調査による)
中学生は、部活やクラスの連絡がLINEでされるため、
スマホの必要性が高まります。
子どもたちは小さい頃からスマホやソーシャルメディアが
身近にある環境で育ってきました。
私たち親の世代も生まれたときから
インターネットがある環境で育っています。
親子ともメディアに関わって育ってきましたが、
そこには微妙な違いがあります。
親の世代は学生時代はガラケーを利用し、メールなどで
1対1のコミュニケーションをとってきました。
一方、今の子どもたちはスマホを利用し、
SNSを通じて1対多数のコミュニケーションを
取ることができます。
親の世代よりも接する情報量も増えており、
その分危険にさらされるリスクも高まっています。
そうした環境にある子どもにスマホを持たせる場合には、
ルールづくりが大切です。
親子で話し合って決めることが望ましいですが、
そのポイントは「時間」「場所」「ペナルティー」です。
『時間』については、
1日の使用時間や使っていい時間帯を決めましょう。
ゲームの場合は、時間で区切るのは難しいので、
「1日2ゲームまで」
「終了時間の30分前以降は新しいゲームを始めない」
など決めましょう。
『場所』は、「使っていいのは親の前だけ」
「ベッドやトイレには持ち込まない」など決めます。
そのときは「睡眠不足になると体に良くない」と
親の思いを真剣に伝えましょう。
『ペナルティー』はルールとセットで決めます。
話し合って決めても、なし崩し的な利用になりがちです。
「3回破ったら1日使用禁止」などのペナルティーを
決めます。
「今日だけ特別に許す」はナシです。
また、決めたルールは親も守りましょう。
上記以外にも「課金をしない」
「SNS上の知らない人とのやり取りはしない」といった
ルールも決めておきましょう。
親のサポートなしに子どもが自律的に使うことが
できるようにはなりません。
最終的に子ども自身がルールを決めて、
守れるようになるように、
子ども任せにせずにしっかりとサポートしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。