こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
今回の記事は、お子さまと一緒にお読みください。
テストで問題が解けないとき、
「解き方がひらめいたらいいのに」
と思うときがないでしょうか。
特に算数・数学では「解き方がわからない」
と苦手意識を持つ子どもも多いのではないでしょうか?
「ひらめき」とはなんでしょうか。
『優れた考えなどが瞬間的に思い浮かぶこと。
直感的な鋭さ。』
と辞書には載っています。
ですが、算数・数学で必要なひらめきとは、
「異なる知識を関連付ける」ことです。
テストで出題される問題は必ず授業や受験勉強で学んだ
内容です。
その学んだ内容を問題と関連づけて
「この問題はこの考え方を使えば解くことができる」
と思い至り、解答することができるようになるには、
どのような勉強をすればいいでしょうか。
「ひらめき」を養うのに大切なのは、アウトプットです。
たくさんの問題を解いて、
知識と解き方を身につけることが必要不可欠です。
多くの問題を解くことで、
「この問題はこう考えればいいんだな」
「これはあの問題と似ているからこう解けばいいんだな」
ということが分かってきます。
そして繰り返し復習することで、
解き方のパターンを身につけることができます。
また、問題を解くときに
「この考え方を思いつくために、どうすればいいのか?」
「どうのような思考で思いつけばいいのか?」
ということを意識することを心がけましょう。
テストや入試は何か新しい定理や斬新な解き方を発表する
場ではありません。
これまでに誰かが発見した定理や、
誰かが思いついた解き方のパターンを組み合わせて、
問題を解くように作られています。
ですので、基本知識や解き方のパターンのストックと、
出題された問題を解くために最適なものを
ストックの中から選ぶ「選定眼」が、
ひらめくためのに必要です。
選定眼を養うには、問題演習の場を多く持つことです。
どの解き方のパターンを利用すればいいか分からない問題
を解くことでしか、選定眼を養うことができません。
また、別解を考えることでも鍛えることができます。
普段から他の解き方がないか?、
この公式を使って解いたらどうか?
を考えて問題を解くように意識しましょう。
「ひらめき」は天からの贈り物ではありません。
生まれながらの数学のセンスでもありません。
普段から考えて勉強することで、鍛えることができます。
テストや入試本番でひらめくためにも、
普段の勉強を大切にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。