本日、フリースクールに英語を教えに行きました。
フリースクールには、様々な事情で学校に行かれない生徒・児童が通っています。
あたりを見渡した私は、名前が分からない児童を見つけたので、サポーターの先生に尋ねました。
そうしたら、その児童の名前や性格を教えてくれました。
その中で「時々、激高して「死ね!」って言ったりするんですよ」ということがあったので、
私:「それって法律違反になるかもしれないんですよね」
サポーター:「えっ?そうなんですか?」
私:「そうなんですよ。そういうことを子ども達に伝えていくって大切ですよね」
サポーター:「本当ですね」
私:「自分たちが無意識でしていることが、実は法律違反をしている可能性があるって分かったらしなくなるかもしれないですよね」
サポーター:「この子たちの保護者達こそ知らないといけないかもしれないですね」
私:「そうですね。私たちが理論武装して、そういう保護者に対峙していかなければならないですよね」
という話をしました。
「死ね!」と言ってしまったA君。
言われてショックを受けて、本当に自殺をしたB君。
A君は、刑法第202条の「自殺関与及び同意殺人」というものに抵触する可能性があるのです。
『こども六法』(山崎聡一郎著、弘文堂、¥1200+税)にやさしく解説されています。
私は、この本をフリースクールの責任者にも紹介しました。
なかなか「法律」となると「とっつきにくい」とか「難しい」イメージがありますよね。
この本のように「こども」向けに書かれたら、大人も一緒になって読めます。
子どもの頃にやっていた「いたずら」が、実は「法律違反」だった、なんてこともあるかもしれません。
親子で勉強するいい機会になるかも。
著者と同じ苗字ですが、何の関係もありません、残念ながら。