こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
コミュニケーション能力がますます重要になっています。
あるアンケート調査で、先輩社員が新入社員に求めること
の第1位が「コミュニケーション能力」でした。
人は一人では生きていけません。
いくら学力が高く能力も優れていたとしても、
他人とコミュニケーションを取ることができなければ、
良好な人間関係が構築できません。
社会生活を送るうえで他人とつながり信頼関係を築き、
協力し合う必要があります。
コミュニケーションとはどのようなものでしょうか。
コミュニケーションには次の2つの能力が必要だと
私は考えています。
「相手の意図を理解する」
「自分の言いたいことを相手に伝える」
小さい子どもは自分がしたいことが
満たされていないと大声で泣き喚きます。
一方的に自分のしたいこと、
されたいことだけを伝えてきます。
これはコミュニケーションではありません。
コミュニケーションとは相手があって初めて成立します。
自分の言いたいことを相手に言うだけでは意思疎通が
図れないのです。
その結果人間関係が希薄になり、
トラブルにつながることもあります。
ですので、自分の言いたいことを言うだけでなく、
相手の話を聞くことがコミュニケーションに
不可欠な能力なのです。
最近子どものコミュニケーション能力が低下している
と言われています。
現代の子どもは友達や仲間内では「ヤバい」「ウザい」
などの短い言葉でコミュニケーションが成立します。
言葉のやり取りが少ない分空気を読むことは得意です。
しかし仲間内から一歩外に出た人間関係では
言葉が足りないことはトラブルにつながります。
コミュニケーション能力の低下は
人間関係を築く能力の低下なのです。
そんな状況でコミュニケーション能力を高めるには
どうすればいいでしょうか。
まずはお子さまの話を聞いてください。
お子さまが学校や塾に行く前に
「学校の様子を帰ってきたら教えて」
伝えておき、帰ってきたら
「今日は学校でどんなことがあった?」
と尋ねてみましょう。
そうすることで子どもは
「家に帰ったらお父さん、お母さんに話さなくちゃ」
と意識し、先生や友だちの話を注意して聞く姿勢が
身につくことにつながるでしょう。
子どもが話を始めたら、リアクションが大事です。
スマホを見ながら聞くのではなく、
体を子どもの方に向けて目を見ながら頷いたり、
「うん」「それで」などの相づちを打ちます。
そうすることで
「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」
という態度を子どもに示しましょう。
そのように会話のキャッチボールを
ご家庭から始めていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。