こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
2023年まで残り2日となりました。
受験生は入試直前で一生懸命勉強していると思いますが、
そうでない子どもは大掃除や買い物などのお手伝いを
しているでしょうか。
この時期にお子さまに是非してほしいことがあります。
「今年の振り返り」です。
自身の行動や経験を振り返ることを
リフレクション”reflection”といいます。
リフレクションを行うことで、
過去の出来事を思い出すだけなく、
経験したことの意味を理解することにつながります。
自分で設定した目標に達成できたかどうかの確認を行い、
達成に近づいていない場合、あらためて計画や目標を
練り直すことに役立ちます。
この時に失敗を振り返り原因を追求する「反省」だけで
終わっては、新しい目標の達成にはつながりません。
振り返りの際は失敗の原因追及を目的とするのではなく、
事前に目標を設定し、
その目標に対して今後どうすれば目標を達成できるのかを
考えることが重要です。
効果的な振り返りをための手法を2点挙げます。
【YWT】
YWTは「日本能率協会コンサルティング」が
振り返りのために提唱し日本で開発されたフレームワーク
です。
“Y”やったこと=何を行ったのか?
“W”わかったこと=何を得られたか?
(Yの中から何を学んだか?)
“T”次にやること=次に何をするか?
(Wで学んだことをどう活かすか?)
経験したことを思い出してから次の段階に進むので、
問題点だけでなく良かった点も認識できる手法です。
【4行日記】
4行日記は経済学・教育学博士の小林恵智氏が作った
日記のフォーマットです。
“事実”=実際に起きたこと
“発見”=事実からひらめいたこと
“教訓”=気づきから何を学んだか
“宣言”=自分がありたい姿を宣言する
4行日記は自分が持つ可能性を表に浮き上がらせ、
達成できる最大限の目的や目標を教えてくれます。
ここに挙げたのはいずれもビジネスの手法ですが、
子どもの振り返りにも活かせます。
年末の忙しい時ですが親子で2022年を振り返り、
2023年をより良い年にしてください。
2022年のブログは今日で終了です。
1年間お読みいただきありがとうございます。
新年は1月2日(月)より再開します。
みなさま良いお年をお迎えください。