Victory学院塾頭の山崎です。
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誠にありがとうございます。
先日、生徒面談の時のことです。
私から中学生男子に
「最近、親とはどんな話をしている?」
と聞くと、
「別にないです」
との返事。
「そうなの?試験のこととか受験のこととか話さないの?」
と聞くと、
「ええ、まあ」
私から
「志望校は○○高校で変わりないの?」
と聞くと、本人は
「もう少しランクを下げたところも考えている」
と言ってきたので、
「まだ、早いでしょ。毎日どれくらい勉強している?」
と聞くと
(生徒)「毎日1時間」
(私) 「それってちょっと少なくね?」
(生徒)「でも中1からやっているよ」
(私) 「おお、それはすごい!でも受験生だから1時間は…」
(生徒)「でも全然時間ない!」
(私) 「そんなことないだろ!何に時間取られている?」
(生徒)「色々…」
(私) 「ゲームだろ?」
(生徒)「ええ、まあ…」
(私) 「こっちも『全然やるな』とは言わないけど、
そろそろ4~5時間やってみたら?」
(生徒)「4~5時間?そんな時間ないよ!」
(私) 「何時に帰ってくる?」
(生徒)「4時ごろ」
(私) 「寝るのを22時だとしても6時間あるよ」
(生徒)「塾の時間もあるじゃん!」
(私) 「その日は確かにそんなにできないけど、
それ以外の日はできるでしょ」
「食事やお風呂で2時間も3時間もかからない
でしょ」
「塾の時間以外に2時間くらいできるでしょ」
(生徒)「う~ん、確かに…」
(私) 「お父さんやお母さんはうるさく言ってくる?」
「テストの結果とか何かおっしゃっていた?」
「夏休みとかすごく頑張ったじゃん」
「テストも上がったじゃん。何も言わないの?」
(生徒)「う~ん、特にないかな」
(私) 「それはいかんな。今度話すわ」
(生徒)「お母さんはそうでもないけどお父さんが…」
(私) 「お父さんがどうした?」
(生徒)「お父さんがうざい」
(私) 「どういうこと?」
(生徒)「結構いろいろ言ってくる」
(私) 「どんなこと?」
(生徒)「お前はダメだ、的な」
(私) 「それはいかんな」
(生徒)「あの人は自分ができていないのに人に言う」
(私) 「そうなんだ」
(生徒)「だからあの人の言うことは聞かない」
(私) 「そうか。お母さんは?」
(生徒)「お母さんは特に何も言わない」
(私) 「なるほど。分かった」
「じゃあ、そろそろ本気だそうか」
(生徒)「本気?出しているよ」
(私) 「いやいや、まだまだ。お前の力はこんなもの
じゃあない。「出し惜しみ」しているよ。
(生徒)「出し惜しみ??」
(私) 「そう、出し惜しみ。全力をつくしていないって
こと。例えば、サッカーの試合で全力で
プレイしていないってこと。手を抜いている」
(生徒)「そういうことね」
(私) 「そう。全力でプレイしなければ負けるじゃん」
「お前はもっともっとできると思うよ」
「理解力もあるし。頑張ろうぜ!」
(生徒)「分かった」
というような会話がありました。
青字で書いたところが衝撃的でした。
子供は親の言う言葉をしっかり聞いて、よく見ています。
親自身ができていないのに子供にガミガミいうことを
非常にうっとうしく思っているのです。
私も一人の父親として考えさせられました。
「子どもは親の背中を見て育つ」
今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。