こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
今は1学期の期末テストの結果も出ている時期です。
点数が悪いときは、
「どこを間違えたのか」とテストの見直しをして、
今後の学習につなげることが大切です。
ですが、落ち込んでしまい、
自信を持てなくなってしまう子どももいます。
中学・高校生は勉強や運動ができる、
あるいは人間関係が良好だと自信を持つことができます。
その状態が続けば自信は保たれ、
より成長を続けることができるでしょう。
しかし、できることが少なかったり、失敗が続けば、
「また上手くいかなかった」
「僕はダメな人間だ」
と感じ、自信は失われていきます。
そのような子どもは、自分の能力が低いから
上手くいかないのだと考える傾向があります。
そして、「能力が低いのだから、勉強しても無駄だ」と
考えるようになり、無気力に繋がっていきます。
このように自信を失った子どもに、
「頑張れ」と声かけをする方は多いでしょう。
テストの点数が悪かったのは、
決してあなたの能力が低いからではない。
勉強が足りなかったのが原因だから、
頑張って勉強することで自分を変えることができるんだよ
という励ましの意味で、「頑張れ」はいい言葉です。
ですが、「頑張れ」と励まされて子どもが勉強しても、
成績が上がらなければ、
「やっぱり僕は勉強ができないんだ」と
かえって自信喪失の度合いが深くなります。
頑張って、成功して、達成感を得る「成功体験」があって
初めて自信につながります。
ですので、子どもに自信を持たせるには、
成功体験を与えることが必要です。
この「成功体験」は決して難しいものではありません。
テストがいつも50点なのに100点を目標にしても
達成は難しいでしょう。
ですが、頑張れば達成できそうな55点を目標にすれば、
達成の可能性は高いでしょう。
この達成できそうな目標について、
「次のテストに向けてどうすればいいかな」と
子ども自身に考えさせてください。
それには、子どもが自分のことを知ることが必要です。
自分の実力を正しく判断し、
頑張れば達成可能なところを目標にさせることで、
成功体験は持つことができます。
また、勉強に自信がない、嫌いだという子どもでも、
全部がダメではなく、意外とこれならできる、
好きだというものがあるものです。
自信を失っている子どもは、
そうしたことに気づかなくなっているので、
親が一緒に見つけてあげると良いと思います。
子どもに自信を持たせるために親ができることは、
子どもを普段から肯定的に受け止めることです。
テストで100点とったときは褒めるけれど、
50点のときは「もっと勉強しなきゃダメじゃないの」
と子どもに言ったりしていませんか?
これだと、勉強のできるあなたは受け入れるけれど、
勉強ができないあなたはダメだ、
と親は思っていると子どもは受け止めます。
点数が悪かったときも、テスト前頑張って勉強したことや
前よりもできているところを褒めてあげてください。
そのうえで、点数を上げるにはどのように勉強するかを
一緒に考えてください。
自信を失っている子どもは否定的な言葉に敏感です。
子どもを肯定し、受け入れることは、
良好な親子関係を築くためにも大切です。
子どもとしっかりと向き合い、
確かな自信をつけてあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
塾頭のメルマガ登録もぜひ!
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000200485