こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「社会科が苦手」という子どもは多いです。
その理由を聞くと、次のような返事が帰ってきます。
「こんなにたくさん覚えられない」
「暗記が苦手」
「点数が取れない」
社会科を苦手だと思っている子どもの多くは
「社会科=暗記して点数を取るもの」
と捉えています。
確かに社会科のテストは知識を問うことが多く、
他の教科と比べて暗記すべきことが多いかもしれません。
ですが、暗記が必要なことは他の教科でも同様です。
社会科で暗記が苦手だ、覚えられないと言う子どもは
理由があります。
歴史上の出来事や、地域の特徴や産業の発展には
理由が必ず「流れ」があります。
社会科が苦手な子どもは
この「流れ」がわかっていないのです。
流れや全体像を理解しないまま語句だけを暗記しても
問題は解くことができません。
社会を正しく読み解くための基礎知識として
語句・用語・記号などを理解し、使いこなせるように
なることが、社会科の勉強で求められています。
そのために必要なことは理解しながら覚えることです。
そうすることでテストでも解答出来て点数も上がり、
苦手意識も和らいでいきます。
では、語句の意味を理解し、説明できるようになるには
どのように勉強すればいいでしょうか?
まずは教科書を繰り返し読むことが基本です。
何が書かれているかを理解することから始めましょう。
教科書には学ぶべきことが端的にまとめられています。
単元・ページの題名や説明文、語句の説明を読み込むと
理解しやすくなります。
ワークや問題集は教科書の内容を理解できたかどうかを
確認するためのものです。
授業で配られたプリントやノートと共に
教科書の内容を理解していきましょう。
教科書には重要語句が太字で書かれています。
社会科が苦手な子どもは、太字の語句だけを暗記している
ことが多いです。
その語句の意味を理解していないと文章が出来ず、
テストでも解答できません。
太字の語句の前後に書かれている文章を読み、
語句の意味を理解することが重要です。
社会科を勉強するときには必ず資料を用意しましょう。
地理を勉強するときには地図帳を、
歴史や公民では資料集を用意し、
写真や図表、資料をイメージしながら勉強することで、
覚えやすさや理解につながります。
2021年度から実施されている学習指導要領では、
知識を習得するだけでなく、
理解したことを使う思考力、判断力、想像力を育成し、
学びを人生や社会に活かそうとする
「生きる力」が学校教育に求めれるようになっています。
社会的な見方・考え方で「生きる力」を育成するのが
社会科です。
大人になったときに自ら課題を見つけ、
社会的な見方や考え方を使って解決する力が必要です。
その力を社会科を学ぶことで身につけるよう、
お子さまをサポートしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。