本気でやる! 個別指導で君のVICTORYを勝ち取る!

トップページ >ブログ >ルッキズムを考える

ルッキズムを考える

2023/01/18
Victoryブログ

こんにちは

Victory学院講師の山田修です

 

アニメ『ちびまる子ちゃん』の最新回で

晴れ着姿の女性を巡る発言などがSNS上で

「ルッキズム」だと批判的な声が上がっています

 

「ルッキズム」とは見た目で人を判断したり

容姿を理由に差別したりすることです

looks(見た目)とism(主義)をあわせ得た造語で

外見至上主義という意味でも使われています

 

「あの人は美人だから勉強もできそう」

「あいつはデブだから仕事もできないんだろう」

といった言葉を聞かれたことがあるのではないでしょうか

世間一般の美の基準によって誹謗中傷されたり

差別されたりする風潮は今でも根強く残っています

 

このルッキズムが国内外で問題視され

見直そうとする動きが広まっています

例えばイギリスでは障がいのある人や顔にあざのある人が

モデルとして活躍し始めています

 

日本でも大学祭での恒例イベントだった「ミスコン」を

見直したり

履歴書の写真欄の削除を国に求めたりする動きも

出てきています

 

人の外見や見た目で判断することはいけないことだとは

わかってはいるものの

ぱっと見や第一印象で相手を判断することは

正直あると思います

また悪気がなく純粋に相手をほめているつもりが

相手を傷つけてしまってるときもあるでしょう

 

容姿を軽々しく評価してしまうことが

ルッキズムにつながることを自覚する必要があります

 

SNSの普及により体型や容姿など「身体」のことを

多くの思春期の子どもたちは悩んでいます

 

思春期は他人から見た自分を意識始める時期です

自意識が過剰となり不安定な思春期特有の心理から

自分の容姿に誇りを持っている若者はわずか6%と低く

反対に自信を持っていない若者が25.7%と

4人に1人は自信を持っていません

(2018年総理府調べ)

 

このような子どもに対して

親はどのような働きかけをすればいいでしょうか

 

自分と他人の価値観は違うということを教えましょう

子ども自身が他の人と価値観が違ったとしても

それは当たり前で悪いことではないと言ってください

 

また嫌な感じがしたり不快な気持ちを持ったら

素直に伝えて欲しいと話しましょう

 

外見で判断すること全てが悪いという訳ではありません

本来容姿と結び付けるべきではない状況で

見た目の良し悪しによって社会的不利な状況に置かれ

その人自身の価値が否定されてしまうことが問題なのです

 

ルッキズムは根が深く私の中にもあります

ほめるのは構わないだろうと思っていたのですが

外見に言及されること自体が不快な人もいます

「ルッキズム」という言葉が広まることで

理不尽な容姿差別が解消されるといいと思います

 

最後までお読みいただきありがとうございます