こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
中学生になると勉強の量も難易度も上がり、
「勉強嫌い」の子どもが増えます。
ベネッセ教育総合研究所の親子パネル調査によると、
小学6年生から中学1年生の1年間で
勉強が「好き」から「嫌い」に変わった子どもは
全体の約20%。
中学2年生では勉強嫌いの子どもは全体の60%でした。
皆さまの中には
「勉強の話をすると嫌がられる」
「普段全く勉強している様子がない」
と子どもの勉強嫌いに悩んでいる方も
おられるのではないでしょうか。
いくら勉強が嫌いだといっても、
中学生にとって勉強は避けて通ることはできません。
勉強嫌いの子どもでも勉強に取り掛かりやすくするには
どうすればいいでしょうか?
部屋が散らかっていたり、周りが騒がしいなど
勉強の環境が整っていない場合、
「片付ける」「静かにさせる」ことが必要です。
勉強するスペースを設け、勉強に必要なもの以外のものが
視界に入らないようにすことが重要です。
家で環境が整わない場合は、
図書館や塾の自習室を利用することもおすすめです。
ご褒美を用意することも効果的です。
勉強嫌いの子どもは「勉強を始めること」が
最も難しいミッションです。
勉強を始めることで、やる気が生まれることも多いです。
ご褒美がなくても自発的に勉強をするのは次の段階です。
勉強は順番も大事です。
やる気の出やすい得意科目から始めるようにしましょう。
苦手科目は「得意→苦手→得意」と、
得意科目の間に挟む方がやる気が持続しやすいです。
勉強が嫌いな子どもでも、
心の中では「勉強しなければならない」と思っています。
たとえ30分でもいいので毎日机に向かう時間を
親子で話し合って決め、実行させましょう。
日々のルーティンに組み込み、習慣化することで、
勉強を始めるハードルも下がります。
家庭で勉強する習慣が定着しない場合は、
決まった曜日・時間に勉強する塾に通わせることも
おすすめです。
勉強嫌いの子どもにとって避けるべきことは
「勉強しなさい」「ひどい点数だな」など
責めるような言葉掛けや態度を取ることです。
そうではなく、子どもを信頼し、
「あなたの味方だよ」と伝えることで、
子どもは安心し勉強を始めることができます。
勉強嫌いを好きにすることは一朝一夕にはできません。
まずは勉強を始めることから取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。