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文章題を解く

2023/10/04
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

数学の計算問題は解くことができるのに、

文章題だと間違えてしまう子どもがいます。

 

計算問題はたくさん解くことでやり方が身につき、

感覚的に問題が解けるようになります。

 

ですが、文章題は問題を理解しないと解答出来ません。

問題を理解するためには「算数+国語」の力が求められ、

両方ができないと解くことができません。

 

国語の力がないと求められていることが何か、

それを求めるために何が必要なのかを

正確に読み取ることができません。

文章題を読まずに式を立てて、

答えを出してしまう子どもが多いのです。

 

考える力も必要です。

文章題を解くために必要な考える力のなかで

特に必要なのは「推論」です。

これは問題文を読んで解答を求めるための筋道を立てたり

文章に書かれていない部分を補ったりする力のことです。

推論力を持つことで、関係性を見つけて見当をつけたり、

共通するパターンを新しい状況に応用できます。

 

子どもがこうした力を身につけるために

家庭でできることはどのようなことでしょうか?

 

家庭の日常会話を教科書の言葉と繋げることが有効です。

「誕生日は3日後だよ」

「あと何分後に出れば9時の電車に間に合うかな?」

など毎日の会話で意識して使うようにするのです。

 

また、「ケーキをみんなで分けよう」というときに

「ケーキを3人で分けよう。

とすると一人分は3分の1になるね」

というように割合に触れる機会を設けましょう。

 

家庭環境の学力への影響を調べた研究でも、

家庭が言葉や数字に興味・関心を持つ環境であることが

有効だとわかっています。

 

さらに、親が言葉や数字を教えるよりも、

子どもが自分で気付く環境である方が

より強い相関関係があります。

 

文章題を解くのに必要な能力は算数以外の教科でも

役に立ちます。

IT技術が発達し、計算処理は機械がする現在、

これから求められる能力は問題解決能力です。

 

文章問題を間違えたからといって叱ったり、

学校の授業のように教えようとはしないでください。

文章をしっかりと読み、考える力を身につけるよう

お子さまをサポートしてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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