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心理的安全性

2023/11/15
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

心理的安全性とは“psychological safetyサイコロジカル・セーフティ”

という心理学用語を日本語に翻訳した言葉で、

「その場において、自分以外の誰かに、

自分の気持ちや考えを安心して話せる状態」

のことを指しています。

 

Google社が行った労働改革プロジェクトにおいて、

「心理的安全性がチームの生産性を高める

重要な要素である」

と結論づけたことで、世界中の企業の注目を集めました。

このように企業の成長戦略として使われることが多く、

ビジネス用語の側面が強い言葉です。

 

ですが「チーム」という言葉はあらゆる人間関係や集団に

置き換えることが可能です。

学校や学級などの教育現場や家庭においても

心理的安全性は非常に重要です。

 

この心理的安全性が確保されているかどうかで、

子どもの成長が大きく変わります。

 

「早くしなさい!」

「どうしてこんなこともできないの?」

「前にも言ったよね」

このような言葉を我が子にかけていませんか?

 

仕事や家事に忙しい毎日を送っていると、

子どもの言動にイライラしてしまいがちです。

 

ですが、そのような言葉を言われ続けると子どもは

自分に対して自信を持てなくなり、

何を言ってもわかってもらえないという気持ちに

なってしまいます。

 

そうして失敗や人の目を気にして

自分から何かを言ったりしたりすることを

ためらう子どもに育てしまいます。

 

ですので、学校や家庭で「自分が自分でいられる」、

「周りの大人と安心して何でも言える」環境を作ることは

非常に重要です。

 

では、心理的安全性を高めるには、

どのようなことを意識すればいいでしょうか?

 

心理的安全性には4つの因子があります。

    話しやすさ

自分の考えを言える。なんでも聞いてもらえる。

    助け合い

困った時に助けてもらえる。助けてと言える。

    挑戦

挑戦を見守ってもらえる。挑戦を認めてもらえる。

    新規歓迎

人と異なることや新しい考えを受け入れてもらえる。

人と違っていい。

 

これらの因子が存在する家庭では心理的安全性が保障され

安心して過ごすことができます。

 

そのためには、親自身が自分の感情をコントロールし、

いい感情で子供と向き合うことができるよう、

「自律」の力を持つことが必要です。

 

また、子どもを1人の人間として対等に扱うことで、

子どもは尊重してもらえていると感じます。

何かを決めるとき、親が一方的に決めるのではなく、

子どもが選ぶことができるよう

「どれがいい」と選択できるようにするなどの

工夫をしましょう。

 

家庭における子どもの役割を作ることもおすすめです。

どんな些細なことでも、

家族の一員として役に立っていることで

所属意識や自分の存在意義の実感につながります。

 

こうしたことが完璧にできている家庭はないでしょう。

だからといって諦めてしまうのではなく、

できることから始めていき、

子どもの居場所としての家庭を親子で築いてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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