Victory学院の講師、山田修です。
ヨシタケシンスケさんという絵本作家の展覧会
『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行ってきました。
『もうぬげない』という絵本が評判となって以来よく読むようになり、
大好きな作家の一人です。
会場に入った途端圧倒されるのが膨大なアイデアスケッチ。
思いついたことや考えていることを書き溜めた1万枚を超えるスケッチ
の中から、2千枚が壁いっぱいに貼られています。
とんでもない数のアイデアから世に出るのはごく一部。
私も子どもに1教えるときも100自分の中に持っていなければいけない、
と改めて気付かされました。
この展覧会で最も心に残ったのはヨシタケシンスケさんの
絵本デビュー作『りんごかもしれない』のアイデアメモです。
みなさん「りんご」と聞いて何をイメージされるでしょうか。
「くだもの」「赤い」「丸い」「青森」「リンゴジュース」etc.
ヨシタケさんのアイデアメモではリンゴの捉え方として
①分類する、②使い方を考える、③「実は◯◯かも」と想像する
というアプローチを考えます。
特に③「実は◯◯かも」と想像する、という考え方に
ハッとさせられました。
「育てると大きな家になるかもしれない」
「見えていない反対側はみかんかもしれない」
「実は小さい星かもしれない」
『かもしれない』と考えてみることでさまざまな可能性見出し、
また新たな発見をする。
子どもがゲームばかりして勉強しないときも
「ゲームばかりしてないで勉強しなさい」
と頭ごなしに言うのではなく、
「勉強できない理由があるのかもしれない」
「ゲームをしなければいけない理由があるのかもしれない」
と考えて、接することも時には求められるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。