こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
生徒を教えていると、英単語が覚えられない
という子が結構います。
英単語だけではなく歴史の年号や数学の公式など
覚えられない。
勉強してもすぐに忘れてしまう。
どうしたら覚えられるのか、とよく聞かれます。
ですが、こうすれば絶対に忘れない!
なんて都合のいい方法はありません。
ありませんが、
「こういう方法もあります」
という方法を今回は紹介したいと思います。
まずにみなさんに知っていただきたいのは
「人間の脳は忘れるようにできている」
ということです。
「覚えたいのに覚えられない」
「必死で覚えたのにすぐに忘れてしまう」
これらは脳の働きとしては当然のことなのです。
わが子の物覚えが悪いと悩んでいる保護者さまも
おられるかと思いますが、
人間ならば仕方のないことなのです。
だからといって何にも覚えなくてもいいという
わけにはいきません。
単語や公式、年号、漢字、化学反応式などを
覚えなければ、
問題を解くことができません。
テストの結果もよくないでしょう。
記憶力を高めるためには
短期記憶を長期記憶に
変換することが必要です。
そのためには、
① 記憶は回数
② 睡眠が大切
③ 声に出す+耳に残す+手で書く+目で見る
が大切です。
① 同じ情報が何度も繰り返し入ってくると
脳が「必要な情報」と認識し、長期記憶に
変換されます。
② 脳は睡眠中に必要なものを長期記憶に変えます。
ですので暗記は寝る前が最も効果的です。
③ 物事を覚えるためには聞くことや見ることが
必要ですが、それだけでは不十分です。
声に出し、耳に残し、手で書くことで
記憶のとっかかりが増え、忘れにくくなります。
注意していただきたいのは、
脳は同時に2つのことをすることが
苦手だということです。
勉強した直後にスマホをいじっていると
「記憶の定着」と「スマホをいじる」
の2つのことを同時にすることになり、
「記憶の定着」が疎かになります。
勉強した直後はスマホや漫画を見たりしないで
ボーっとする時間を設けることで、
学習したことが脳の中で整理され、
記憶として脳に定着されやすくなります。
お子さまの勉強の様子を注意していただき、
勉強中はスマホや漫画などは遠ざけるよう
家族で約束するなどしてください。
人間の脳は忘れるようにできていますので、
何かを覚えるためには時間と努力が必要です。
お子さま一人で取り組むのではなく、
ご家族の協力で成績を上げていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。