こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
先週のブログで、読書のススメを書きました。
読書はお子さまの学習意欲を高めます。
それだけでなく生活を豊かにしてくれます。
私も毎日の通勤時に本を読んでいます。
私はほぼ毎日本屋に行きますが、
そこでよく子どもの姿を見かけます。
ですが、その多くがマンガコーナーにいます。
皆さまはマンガについてどのようなイメージを
お持ちでしょうか。
暴力的な描写や性的な刺激を喚起するなど、
子どもに悪影響をもたらすものとお考えの方も
多いと思います。
また、皆さまは
「マンガを読むと本を読まなくなる」
と思われているのではないでしょうか。
漫画はあくまで娯楽であり勉強には関係ないものと
思われている方も多いと思います。
ですがマンガ・雑誌を読む時間が長い児童・生徒は
読書時間も長く、読書時間を阻害しているわけでは
ないと考えられるという調査結果もあります。
(「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」
平成28年度 文部科学省委託調査)
マンガは読書のさまたげにならないということです。
読書には読むことで考える、知識を得る、といった
価値があります。
活字の本だけがその価値を与えるものでは
ありません。
マンガは絵と言葉で表現されているので
小さい子どもでも読みやすいです。
特にこれまで知らなかったことや
苦手であったり難しく感じている内容については
入口としてマンガは有効でしょう。
そのジャンルのマンガに学習マンガがあります。
歴史が嫌いな子どもも歴史マンガは読みます。
歴史以外の教科も学習マンガがあります。
もっとも、マンガだけ読んでいては
読書にはなりません。
活字を読み場面や心情を想像する力を育んだり、
要点をまとめて新たな知識を得る力は
社会人として求められる能力です。
マンガだけでなく活字本もバランスよく読むよう、
ご家庭でも環境を作っていただきたいと思います。
みなさまの中にはマンガが子どもに与える悪影響を
心配されている方が多いと思います。
ですが、マンガを読むことを禁止することは
よくありません。
家庭で禁止されても学校や塾で友達から借りたり、
スマホやパソコンで読むことができるなど
マンガに触れる機会は大変多くあります。
禁止する前にお子さまが読んでいるマンガを
読んでください。
読んだうえで、暴力シーンや性的な描写など
刺激が強い漫画については選別してもいい
と思います。
その場合も学校や塾で禁止するのではなく、
ご家庭でお子さまと話し合っていただきたいです。
「これはマンガの中のことだから
真似しないでほしい」
「我が家ではこのような内容は認められない」
と、親としての考えをはっきり伝えてほしいです。
活字本でもマンガでも、子どもの読みたい本を
読むことが望ましいことです。
保護者の方も読むことでハマってしまい、
逆に子どもに
「このマンガ読んでみたら」
と家族のコミュニケーションがより活発になる
かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。