Victory学院講師の山田修です。
先日ネットでこんな記事を見かけました。
『「人前で褒めないで」
学校裏サイト、見えないLINEグループ…
“いい子症候群”の若者が増えた理由』
(2022年4月18日、Yahoo!ニュース)
この記事な中で、“いい子症候群”とは
「人前で褒められるのが怖い。
他人の気持ちが非常に怖い。
だから自分であまり決めたくない。
そういった心理が強くなっているのが“いい子症候群”」
(金間大介・金沢大学教授)
と紹介されています。
目立ちたくない。
埋もれていたい。
そう考え積極的に意見を述べない
掴みどころのない若者が非常に増えていると、
皆さんもお思いではないでしょうか。
人前で褒められることで目立ってしまい、
「あいつ調子にのってるんじゃね」
と思われたくない。
嫌われたりいじめのターゲットになりたくない。
言われたとおりにすることが
自己防衛となっているような気がします。
保護者の方も我が子に対して
「もっと積極的になって欲しい」
「どうしたいのかはっきりしなさい」と、
ときには叱ってしまわれることもおありだと思います。
生徒たちは塾でも言われたことには素直に従いますが、
もっと勉強したいと積極的な姿勢を見せることは少なく、
正直もどかしく思うこともあります。
しかし、子どもたちにしてみたら
自分で考えて行動すると、大人から
「勝手なことをするな」
と叱られたりします。
考えて行動したことでも
否定的な言葉を投げかけられるようであれば
相手の指示に従う方が楽です。
自分のすることにすぐダメ出しをする大人が
“いい子症候群”を生み出したのではないでしょうか。
そんな大人の一人である私も
今後は否定的なことを言ったりせずに
子どもの自尊心と自己肯定力を育んでいきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。