こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
本日16日は京都五山送り火が3年ぶりに
全面点火されます。
私が京都にいた頃は、送り火が行われると
夏の終わりを感じていました。
夏休みも残り2週間です。
お子さまの宿題は進んでいますか?
当初立てた計画どおりに進んでいない子どもも
多いのではないでしょうか。
先月NHK『チコちゃんに叱られる!』でも
「なんで夏休みの宿題はギリギリまでやらないの?」
とこの話題が放送されました。
番組を見た方も多いのではないでしょうか。
この番組ではその答えとして
「人間はこれからやること7つしか覚えられないから」
としていました。
人間の記憶にはいつまでも覚えている長期記憶と
しばらくすると忘れる短期記憶の2種類があります。
自分がこれから何をしなければならないかのリストは
短期記憶となります。
夏休みの宿題もこの短期記憶に入りますが、
人間は目先のことは7つほどしか覚えられません。
短期記憶はすぐにやること、楽しいことが優先されるため
夏休みの宿題は後回しになります。
8月後半になると宿題をやらなきゃと焦ってきます。
こうなると優先順位が上がり、
宿題に取り掛かることになります。
また人間は時間に余裕があると目一杯使ってしまいます。
これを「パーキンソンの法則」といいます。
夏休みの前半は「9月までまだ1ヶ月ある」と
余裕があると思いのんびり過ごしてしまいます。
そのため宿題がギリギリになるのですね。
我が子が宿題をやっていない場合
どのような声かけをすればいいでしょうか。
「宿題やってるの?」
「やってるよ」
この「やってる」に親子で大きな認識の違いがあります。
親が言う「やっている」は
「予定どおり進められている」「完成して提出できる」
ことを指していることが多いと思います。
一方、子の言う「やっている」は、少しでもやれば
「やってるよ」と返事をしていることがあります。
全部済ませた場合でも走り書きで済ませていることや
ワークでも難しい問題をやっていない場合があります。
これでは提出はできません。
ですので我が子に声をかけるときは
「宿題は最後まで完成した?」
と言う方がいいかもしれません。
大事なことはやったかどうかの確認です。
お子さまが立てた計画を確認してください。
計画どおりに進んでいればもちろんのこと、
少しでも取り組んでいれば褒めてあげてください。
誰でも自分がしたことを認められれば嬉しいです。
計画どおりにできていないときは叱ったりせず、
「宿題を終わらせれば時間を自由に使えるよ」
など子どもが良いイメージを持てる声をかけてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。