こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「段取り八分、仕事二分」という言葉を
お聞きになられたことがおありだと思います。
『段取り』とは
『事の順序・方法を定めること。』(広辞苑より)
ある目的を達成するためには、
最適な準備をすることが必要です。
準備不足のまま事にあたってもうまくいきません。
途中で行き詰まってしまいます。
何かを成し遂げたいときは「5W1H」で考えます。
Why(なぜ)
What(何を)
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
How (どうやって)
この中で私は「Why(なぜ)」が最も大切だと
思っています。
例えば中学3年生に勉強について考えさせる場合、
なぜ勉強するのかその目的が明確でないと
毎日の勉強も単なる作業になってしまいます。
(Why)なぜ勉強するのか?
将来就きたい職業に就くため。
(What)そのためには何をすればいい?
○○学部のある大学に入学する。
(When)いつ?
18歳で。
(Where)どこで?
志望大学で。
(Who)誰が?
自分が。
(How)どうやって?
入試に合格して。
(What)合格するためには何をすればいい?
まず高校に合格する。
(When)いつ?
○月△日(入試日)に。
(Where)どこで?
志望校で。
(Who)誰が?
自分が。
(How)どうやって?
受験勉強をして。
[以下続く]
と「Why(なぜ)」が明確だと、
やるべきことがはっきりします。
やるべきことがはっきりすれば、
それをどのように進めていくかの段取りを決めます。
段取りで一番大切なことは『優先順位』です。
受験は広い範囲を満遍なく勉強する必要があります。
しかし受験日までの時間は限られています。
限られた時間に効率よく勉強を進めなければいけません。
どの入試科目も基礎基本を固めることは大切ですが、
全科目を同じ時間進めていては非効率的です。
学校の定期テストや校外模試などで弱点を確認し、
弱点を克服することを優先して取り組むことが
求められます。
段取りを組んだ後は「仕事二分」勉強を進めていきます。
このときお子さまには「克服すべき弱点」と
「勉強の計画」を書き出すように言ってください。
勉強の見える化をすることで、子どもは理解や定着が
どこまで進んだかを確認することができます。
親御さんも我が子がどんな勉強を、どこまで進めているか
把握でき、アドバイスやサポートもしやすくなります。
子どもも家族で応援されていることが実感できます。
受験勉強に限らずお子さまの勉強をサポートする意味でも
勉強の見える化は大切です。
子どもの勉強を家族みんなでサポートするために、
「段取り」と「勉強の見える化」を進めてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。