こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
部活動顧問が平手で女子生徒のほおを叩いて怪我をさせる
というニュースがありました。
残念ながら連日体罰のニュースが聞こえてきます。
「愛のムチ」という言葉で正当化していますが、
絶対に許される行為ではありません。
体罰の禁止が盛り込まれた改正児童虐待防止法と
改正児童福祉法が2020年4月から施行されており、
法律でも禁止されている行為です。
我が子を叱っているときに怒りの感情が湧いてきて、
ついカッとなって子どもに手をあげてしまうことも
あるかもしれません。
そんなときは感情をコントロールする必要があります。
まず知っていただきたいときは、
怒りの感情は悪いことではないということです。
うまく出さなかったり、抑え込んだりすると
余計に怒りが増幅し、心身ともに悪影響を及ぼします。
大切なことは、怒りの感情に支配されないことです。
そのための手法として
「アンガーマネージメント」があります。
これは怒らないことを目指すのではありません。
怒るべきときは上手に怒り、
怒る必要がないことは怒らないようにする
心理的トレーニングです。
怒りを感じたときは反射的にアドレナリンが放出され、
攻撃の準備が始まります。
アドレナリンが全身を駆け巡るのに6秒かかります。
イラッとしたら深呼吸をしたりその場を離れることで
6秒をやり過ごします。
そうすることでイライラが小さくなり、
感情的に怒りをぶつけずにすみます。
子どもの行動が「許せる」か「許せない」かの
判断基準をはっきりさせておくことも大切です。
勉強を例にとると
「理想」 何も言わなくても自分から勉強する
「許せる」 親に言われて勉強を始める
「許せない」親に言われても勉強をしないで
スマホやゲームを続けている
「許せない」以外ならOKとしましょう。
そのうえで「理想」にするにはどうすればいいか
親子で決めていきましょう。
子どもの指導にはときには厳しさが必要です。
しかしそれは怒りにまかせた言動や、
恐怖を与える指導ではありません。
どのような理由や思いがあったとしても、
体罰や暴力では子どもには恐怖や苦痛のみが心に残り、
親の真意は伝わりません。
怒りの感情が起こったときはその感情をコントロールして
冷静に指導をしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。