こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
これからの時代、コミュニケーション能力が
ますます重要となってきています。
生きていくためには他人と関わらなくてはならず、
必ずコミュニケーションを取らなければなりません。
保護者の皆さまはコミュニケーション能力が必要性を
十分認識されていると思います。
コミュニケーションは自分の意思を伝えることと
相手の意思を理解することの二つが目的です。
ですが、子どもは「コミュニケーション=話すこと」
と捉え、自分が言いたいことだけを話そうとします。
またSNSの影響なのか単語や短い語句で会話します。
これではコミュニケーションは成立しません。
自分の意思を相手に伝えるだけでなく、
相手の意思を理解するための「聞く力」が重要です。
子どもは「聞く力」を身につけることで
さまざまな力を育むことができます。
例えば「共感力」です。
話した人の気持ちを理解しようとし、その話を肯定し、
自分のこととして受け止め、共感します。
そのことで相手は自分の言葉を受け取ってもらったと
受け止め、心を通じ合わせることができます。
「理解力」も育ちます。
相手の話を論理的に理解することで
状況を正しく把握することができます。
この力がないと相手の言うことを間違って捉えてしまい、
迷惑をかけたりトラブルになったりします。
この2つの力を持つことで「解決力」が身につきます。
「解決力」とは話した内容に共感し、理解したうえで
課題がどこにあるのかを把握し、解決の道筋を定め、
実行する能力のことです。
このような力をお子さまが身につけるために
「聞く力」を伸ばす必要があります。
お子さまのコミュニケーション能力を高めるために、
お家でできることはいろいろあります。
例えば学校や塾での先生や友達の様子を
尋ねてみてください。
その問いかけを続けることで、お子さまには
「先生や友達の話を聞かなきゃ」という意識が
芽生えてきます。
お子さまが家に帰ってきて話しかけてきたら、
身体をこどもに向け、目を見て聞いてあげてください。
「うんうん」「そうだね」と頷いたり相槌を打つことで、
子どもは話を聞くときの態度を学びます。
「私はこういうつもりで話したんだけれどわかった?」
とお子さまに確認することも効果的です。
それを習慣化することで、子どもは相手の話す内容を
ちゃんと聞かなきゃいけないと考えるようになります。
コミュニケーションに関する本や記事は
たくさんあります。
それらを参考にお子さまのコミュニケーション能力を
高める取り組みを進めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。