こんにちは
Victory学院講師の山田修です
突然ですが皆さまは
「目的」「目標」「手段」の違いがお分かりでしょうか?
改めて尋ねられると「なんだったっけ」となる方が
多いのではないでしょうか
「目的」=最終的に実現したいこと
「目標」=目的を実現するためにやらなければならないこと
「手段」=目標を実現するために行うこと
言葉にするとこのようになりますが
今ひとつわかりにくいのではないでしょうか
大学受験を例に考えてみると以下のとおりに考えられます
「目的」=A大学に合格する
「目標」=大学入学共通テストで○○点以上とる
「手段」=1日3時間以上勉強する
この例の場合A大学に合格することが目的ですが
なんのためにA大学に合格したいのか?と考えると
「希望する仕事に就職したいから」と新たな目的が生まれ
A大学合格という目的が目標となります
「目的」=希望する仕事に就職する
「目標」=A大学に合格する
「手段」=大学入学共通テストで○○点以上とる
そのために1日3時間以上勉強する
さらになぜその仕事に就きたいのか?と考えると
新たな目的が生まれ
就職という目的が目標になります
このように「目的」「目標」「手段」の区別が
つきにくくなってしまうことがあります
というのも目的は次の目的を達成するための目標や手段に
なることがあるためです
そのため手段が目的化してしまうことがあります
例えば学校の定期テストの課題にワークの提出があります
その目的はテスト範囲の単元を復習し理解を深めて
テストの点数を上げることで
ワークの提出はそのための手段です
ですがワークの提出が目的となってしまえば
友達のワークを丸写しして提出してしまうことにも
なりかねません
これでは復習し理解を深めるという目的を果たせず
写す行為の労力と時間の無駄遣いということになります
そうならないためにも明確な目的を持つことが大切です
テストの点数を上げることや受験合格は
目的を達成するための目標や手段であって
人生の目的ではないはずです
どのような人生を歩みたいのか
何を成し遂げたいのか
受験シーズンの大事な時期だからこそ
お子さまと話されてはいかがでしょうか
最後までお読みいただきありがとうございます