こんにちは
Victory学院講師の山田修です
２０１１年アメリカ・デューク大学のデビッドソン教授は
「現在の小学生の６５％は将来
今はまだ存在していない職業に就くことになるだろう」
と予測しています
未来になればなるほど現在からは到底考えられないような
仕事が生まれてくると予想されています
そのような変化する世界に対応するためには
「２１世紀型スキル」が必要とされています
２１世紀型スキルは
２１世紀型スキル効果測定プロジェクト(ACT21s)
という国際団体が提唱したものです
ＩＴ技術の進展やグローバル化といった社会変化を背景に
予測不可能な未来社会において新しい問題が出てきたとき
その都度対応し解決していかなければなりません
そのための力が２１世紀型スキルと呼ばれるものです
２１世紀型スキルは４つのカテゴリーで構成されています
【思考の方法】
○創造性と革新性
○批判的思考・問題解決・意思決定
○学習能力・メタ認知(自分自身を客観視すること)
【仕事の方法】
○コミュニケーション
○コラボレーション(チームワーク)
【仕事のツール】
○情報リテラシー
○ＩＣＴ(情報通信技術)リテラシー
【社会生活】
○市民性(ローカルとグローバル)
○生活と職業
○個人的責任・社会的責任(文化についての理解と適応)
これからの子ども達は職場で外国人と一緒に仕事をしたり
会議したりする場面が増えていきます
そのときは日本国内だけでなくグローバル的な視点が
必要になってきます
またインターネット上に情報があふれかえっているなかで
情報を取捨選択する能力や批判的思考力が求められます
こうした能力は教師が子どもに講義形式で指導する
従来の授業スタイルでは身につきにくいものです
そのため授業は座学から
ディスカッションやグループワークに変わってきています
またタブレットを一人一台配布して
それを使った授業を展開するなどの変化が現れています
２１世紀型スキルを伸ばすためには
「批判的思考力」と「創造力」が重要です
この能力をご家庭で伸ばすための取り組みが求められます
批判的思考力を伸ばすには
「Ｗｈａｔ？」どういうことかを自分の言葉で説明させる
「Ｗｈｙ？」なぜそう思うのか理由を尋ねる
「Ｈｏｗ？」どうしたらいいか解決策を考えさせる
の３つの問いかけが有効です
創造力はごっこ遊びや工作・プログラミングなど
子どもの好きなことや興味関心を持ったことに対して
チャレンジすることで育まれます
保護者の皆さまお子さまの挑戦を応援してください
失敗したとしても子どもの取り組みを止めないでください
また感想を具体的に伝えてください
創造力を発揮したときには
子どもは誰かに見てもらいたいと感じています
しっかり感想を伝えれば子どもの気持ちも満たされます
またやってみようと意欲も高まるでしょう
２１世紀型スキルは学校教育だけでなく
ご家庭のちょっとした習慣で鍛えることができます
皆さまも意識してお子さまと一緒に取り組んでください
最後までお読みいただきありがとうございます
