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なぜ勉強するのか?

2023/04/07
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

「なぜ勉強するのか?」

子どもに聞かれたことがある方が多いと思います。

「因数分解や歴史の年号を覚えて、将来役に立つの?」

と言われて、そのときどのように返事をされますか?

 

「将来の役に立つから」

「わからなかった問題がわかると嬉しいから」

「いい学校に入って良い企業に就職するため」

 

いろいろな答えがあると思いますが、

子どもには響きません。

 

なぜなら子どもには「将来のために」勉強する必要性に

ピンとこないからです。

 

テスト前には勉強する必要があるので勉強します。

受験勉強も入学するためには勉強しなければならないので

勉強します。

ですが、テスト後や入学後は勉強する必要性に迫られず

勉強しなくなります。

 

高校や大学になり自分の進むべき進路が見えてきたときは

その進路を実現するための勉強をする必要があります。

 

ですが小中学生で、具体的に将来像を描いている子どもや

目的意識を持っている子どもは、

果たしてどれくらいいるでしょうか。

 

大人になるということは、

小中学生にとってまだまだ先のことです。

10年先の自分のなりたい職業を

具体的に決めている子どもの方が少ないです。

 

では小中学生の子どもに、

どのように勉強する意味を伝えればいいのでしょうか。

 

「なぜ勉強するのか?」の質問に対する私の考えは

「将来の選択肢を増やすことができる」です。

 

教師や弁護士、医師などの職業に就くためには、

資格を得るための大学に入学する必要があります。

そのためには勉強をして入学する学力が必要です。

 

具体的になりたい職業や進路を決めていなくても、

大学には進学したいという場合もあるかと思います。

 

学歴社会の世の中では無くなってきてはいますが、

それでも難関大学といわれる大学に入学したほうが、

職業の選択を増やすことができます。

 

もちろん勉強できることが全てではありません。

スポーツや音楽、芸術などの能力が評価されて、

職業とする子どももいるでしょう。

 

ですが世間が人を評価するときの基準が

「勉強できる」「勉強できない」であるならば、

勉強ができるほうが世間に評価されます。

 

学力は数多くある評価の物差しの一つです。

学力の評価がさまざまなところで使われています。

だからこそ勉強する必要があります。

 

「勉強をしておけばよかった」と大人が言うのは

卒業して社会に出てから勉強の必要性に気づくからです。

 

親子で勉強する意味について話し合うことは

お子さまの勉強のモチベーションを高めるという

意義があります。

ぜひお子さまと話し合ってください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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