こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
都内で健康診断を受けた人の98%が、ビタミンD不足
だったとの調査結果が、先日発表されました。
ビタミンDは魚やきのこなどに多く含まれています。
この栄養素はカルシウムを吸収を促す働きがあり、
不足すると骨がもろくなります。
ですので骨折や「骨軟化症」「骨粗しょう症」のリスクが
高くなります。
このブログのテーマである「勉強」と栄養は
どのような関係があるのでしょうか。
テストや勉強では「脳」がしっかり働くためには
十分な栄養が必要です。
脳に欠かせない栄養素としてブドウ糖があります。
ブドウ糖を摂るには
① 砂糖や果物など甘いもので摂る
② ご飯などの炭水化物で摂る
の二つの方法があります。
おすすめは②の炭水化物で摂る方法です。
甘いもので摂ると血糖値が急上昇し、
逆に血糖値が下がることがあります。
血糖値が下がると脳の働きが悪くなります。
ブドウ糖をエネルギーに変えるのはビタミンB1です。
ビタミンB1が不足すると、いくらブドウ糖を摂っても
エネルギー源として使うことができません。
ビタミンB1は玄米、ゴマ、大豆、豆腐、納豆などに
含まれています。
ご飯と豆腐の味噌汁、納豆はいい組み合わせですね。
ストレス対策や風邪予防にはビタミンCが有効です。
ビタミンCには、ストレスにより発生する活性酸素から
身体を守ってくれる働きがあります。
また、白血球の働きを助け、免疫力を高めてくれるので、
風邪もひきにくく、回復も早まります。
その他勉強に関連が深い栄養素は以下のものがあります。
・カルシウム=イライラ防止、集中力アップ
・マグネシウム=精神の安定
・タンパク質=免疫細胞や粘膜の材料
・葉酸=貧血防止、免疫機能にも関与
・鉄分=血液中の酸素を運ぶ
栄養素を十分に摂るには、食べ方にも工夫が必要です。
1日3度の食事で生活のリズムを整えることが大切です。
体内は1日24時間休むことなく活動しています。
そのため1食でも欠けると脳をはじめ
身体のいろいろな働きが低下してしまいます。
朝食は脳と身体にスイッチを入れるため、
糖質だけでなくタンパク質も摂ります。
昼食は午後の活動に欠かせないものであり、
バランス良くボリュームのある食事を摂りましょう。
夕食は質の良い睡眠を妨げないために
消化の良いものを適量摂ることが必要です。
食べすぎると胃腸に血流が集中するため、
頭が働かなくなります。
そのため「腹八分目」を心がけることが大切です。
「よく噛むこと」も大事なことです。
消化・吸収がしやすくなり、脳の働きも活発になります。
咀嚼などのリズミカルな動きは、気持ちを落ち着かせる
セロトニンという神経伝達物質の分泌にも役立ちます。
子どもは美味しい食事を食べることで気分転換になり、
より勉強に集中できます。
勉強や成長に必要な栄養素が含まれる食材を取り入れ、
お子さまをサポートしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。