こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
子どもが小中学校の6年間で学習する漢字の総数は
2136字です。
「こんなにたくさんの漢字なんて覚えられないよ」
「スマホでLINEを送るのに漢字を書けなくても
困らない」
という子どもも多いと思います。
ですが、漢字は入試や日常のあらゆる場面に登場します。
言葉や文章の意味を正しく理解するために、
漢字の知識は必要不可欠です。
また、文章を書くときも
ひらがなだけでは伝えづらいことも、
漢字を使うことで表現しやすくなります。
入試でいえば、
例えば東京都立高校入試の国語問題では、
漢字の読み書きだけで100点中20点の配点です。
読解が苦手でも、漢字を勉強しておけば
20点を取ることができるのです。
漢字を効率よく覚えるにはどうすればいいのでしょうか?
漢字の勉強というと、ひたすらノートに漢字を書いて
覚えるやり方をしている子どもが多いです。
ですが、意味を考えずに書くだけだと、
その漢字を記号や模様だと脳は判断するため、
あまり記憶に残りません。
それよりも、短時間に集中して覚え、
忘れかけた頃に同じ漢字を覚え直すことを繰り返すほうが
勉強したことが記憶に定着しやすいです。
覚えた漢字を書くことも大切です。
板書の書取りや記述問題の解答は
できる限り漢字で書くようにしましょう。
国語以外でも積極的に漢字を書くようにしましょう。
特に社会科は正しい漢字で書かないと、
テストでは減点や不正解となります。
また、日常生活でも漢字を書くようにしましょう。
日記や作文、メモなど文章を書く機会は多いです。
そのときには覚えた漢字を積極的に使って書きましょう。
ただし、その場合も手を動かして書きましょう。
漢字を覚えるときに有効な方法が「熟語で覚える」です。
1個の漢字を繰り返し書くよりも、
その漢字を使った熟語をたくさん集め、
関連づけて覚えるほうが記憶に定着します。
例えば「真」という漢字を覚えるときは、
「真実」「真偽」「写真」など「真」を含む熟語を合わせて
勉強すると、漢字が持つイメージがしやすく、
使い方も合わせて覚えやすくなります。
漢字を覚えるには、読書がいちばんの近道です。
実際の文章の中で使われている漢字を読むことで、
漢字が使われる場面や文脈を知ることができます。
また、これまでに覚えた漢字が本の中に出てきた場合、
実際の使われ方がわかり、定着しやすいです。
もし読み方がわからない漢字が出てきたときは、
友だちや親、学校や塾の先生に尋ねましょう。
漢字の覚え方には様々な方法があります。
子どもにあった方法でなければ効果も上がりません。
お子さまの勉強の様子をチェックして、
合うものを取り組んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。