そして、驚くべきことに通信制高校の受験生がどんどん増えていっているのです。
このように「驚くべきことに」と書いてしまう私は「時代遅れ」の人間だと痛感します。
つい10年くらいまでは、通信制高校と言えば、不登校で学校に行けず、勉強面での遅れがある生徒や経済的に恵まれない生徒などが行く「最後」の選択肢だったのですが、今では本当に普通科と並んでというのは少しオーバーな気がしますが、少なくとも「最後」の選択肢ではなくなってきているのです。
実際に私が教えに行っている三幸学園の飛鳥未来高校や飛鳥未来きずな高校では、大学受験で早稲田大学、慶応大学、その他難関大学に合格する人がいるのです。
彼らは通信制の高校に通い、最低限の「単位」を取って、高校卒業資格を得て、在学中は予備校に通い、受験勉強を行っているようなのです。
結局、高校生活に魅力を感じていない生徒が多いということなのでしょうか。
都立高校にせよ、私立高校にせよ、魅力あるカリキュラムがあり、部活動や他の行事などがあれば、受験するはずですが、そのようにならずにこのような生徒が増えているというのが現状なのです。
もう「普通科」というものが全然魅力がないものになってしまったということなのでしょう。
また、ご家庭や個人の「価値観の多様化」もあると思います。
「普通科の高校に行くことが普通」と思われていた「価値観」が崩れていっているのです。
今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。