こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
皆さまのお子さまは本を読みますか?
ある調査によると1ヶ月の平均読書量は
・小学生 12.7冊
・中学生 5.3冊
・高校生 1.8冊
となっています。
また、1ヶ月に1冊も読まない割合は
・小学生 5.5%
・中学生 10.1%
・高校生 49.9%
となっています。
(「学校読書調査」2021年、全国学校図書館協議会)
読書は良いものとよく言われますが、
具体的にはどのような効果があるのでしょうか。
まず、本を読むことで子どもは
「長い文章を読めるようになった」
「今まで知らなかったことを知ることができた」
「漢字や語彙が増えた」
など読解力や知的好奇心の向上に効果があります。
読書量と国語の学力の関係性については、
読書量の多い子どもは0冊の子供と比べて
偏差値の伸びが3.2ポイント高くなりました。
(ベネッセ教育総合研究所)
読書は国語の基礎力•思考力と
密接に関連していると言えるでしょう。
また、学習意欲を高めるという点からも
読書は効果的です。
夢中になることは学習意欲を高めるポイントの
一つです。
本の世界に夢中になる体験をすることで、
関心や意欲を育みます。
また、時間を忘れるくらい夢中になることで
心が落ち着いてきます。
コロナ禍がまだまだ落ち着いていない現在、
心が不安定になっているお子さまも多いです。
そんななか、読書によって心を落ち着けることで
学習意欲も高まるのではないでしょうか。
子どもが読書に夢中になるためには、
子ども自身が好きな本を読むことが大切です。
鉄道が好きな子は鉄道の本を、
音楽が好きな子は音楽の本を読んでいる姿を
見守ってください。
文字を読むことが苦手な子は文字の少ない
挿絵が多い本を読むこともいいでしょう。
お子さまの読書を、親子でコミュニケーション
をとる機会としてください。
「面白そうな本ね。どんな話なの。」
と尋ねてあげてください。
読んだ本の内容をアウトプットすることで、
文章をまとめる力や表現力、思考力を伸ばす
ことにつながります。
その際、皆さまがその本を読んだことがなければ
ぜひ読んで下さい。
親子で同じ本を読む経験をすることで、
読書体験を家庭で高めていくことが
できるのではないでしょうか。
大切なことはお子さまが読書に対する抵抗を
なくすことです。
本に関心を持つことのできる環境を作ることが
家庭の役割ではないでしょうか。
本に触れる機会をぜひ作ってあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。