こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
今は期末テストの時期です。
子どもたちは一生懸命勉強しているでしょう。
どうせ勉強するなら最適な時間帯を把握することで
効果的な勉強を進めることができればいいですよね。
今日は脳や身体の働きに基づいた勉強に最適な時間帯と、
時間帯ごとに合った勉強の仕方について述べます。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、朝の起床後約3時間は
脳が最も効率よく働くゴールデンタイムだそうです。
前日の記憶が睡眠中に整理され、
朝には脳がクリアな状態になっています。
また朝は登校までのタイムリミットがあるため、
短時間で集中して勉強に取り組むことができます。
この時間帯は暗記よりも問題演習などアウトプット型の
勉強が適しています。
まずは計算問題や英語の音読などで脳を目覚めさせます。
それから応用問題に取り組みましょう。
早起きが苦手だというお子さまもおられるとは思います。
早起きする生活リズムを作るためにも、
夜遅くまで勉強することは避けた方がいいでしょう。
昼は、起床後8時間後が脳が働かなくなる時間帯です。
一方でやる気を高めるドーパミンやアドレナリンの
血中濃度が高まります。
そのため勉強は午後の方がはかどるといわれています。
また食後に眠くなったときは10分程度の昼寝をすると
いいでしょう。
平日は学校がある時間帯です。
登下校や休み時間などのちょっとした隙間時間を利用した
前の授業の復習や漢字、英単語の確認が適しています。
帰宅後夕食までの時間や休日の勉強は国語や英語の論述や
読解、暗記ではない社会科が適しています。
夜の時間帯に適しているのは暗記を中心とした勉強です。
睡眠には得た知識を脳内で整理し使える状態にするという
効果があります。
ですので寝る直前に覚えたことを睡眠によって定着させる
ことができるのです。
医学的に推奨されている14〜17歳の睡眠時間は
8〜10時間です。
ですが中学・高校生が8時間も寝ることは現実的には
難しいです。
ですので、できる限り睡眠時間を確保するためにも
1日のスケジュールを決めて、効率よく勉強することが
大切です。
保護者の皆さまは子どもと一緒に勉強のスケジュールを
組んでください。
そして勉強の効果が最大となるようスケジュールの管理を
してあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。