こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
入試本番まで残り数ヶ月、ラストスパートの時期です。
受験生はこの時期過去問に取り組むことが多いでしょう。
より効果的に取り組むにはどうすればいいでしょうか?
過去問を解く目的は以下の3点です。
① 問題形式や出題傾向を知る
② 子どもにとっての難易度を知る
③ 子どもの弱点を知る
まずは「①志望校の問題形式や出題傾向を知る」ことが
過去問演習の最大の目的です。
特に私学は出題傾向は学校ごとに特徴があります。
国公立校でも問題形式や出題傾向は大きく変わることは
ありません。
よく出題される単元や分野、出題形式を把握したうえで、
それに合わせた受験勉強をすることで、
より合格に近づくことができます。
「②子どもにとっての難易度を知る」については、
単に偏差値や合否判定だけではありません。
それらは模試や塾内テストで出るので、
子どものおよその実力は把握できます。
ですが入試問題は学校ごとに出題にクセがあります。
例えば、数学は関数の問題は難しいが
図形の問題はそれほど難しくはないであるとか、
国語は論説文の読解問題では記述の解答が多いといった
偏差値だけではわからない子供との相性があります。
そうしたクセを過去問で把握しておくと、
数学は点数は高いけれど関数はあまり得意でない
といった子どもにとっての難易度を知ることができます。
過去問を解いて解けなかった問題、わからなかった問題は
確実に理解し解けるようにしておかなければなりません。
それが「③自分の弱点を知る」です。
受験本番までに弱点は克服しておきましょう。
では過去問はどのように取り組めばいいでしょうか。
大切なことは「時間」です。
入試本番と同じ時間で解いてください。
入試本番では時間制限があります。
難しい問題は後回しにして解ける問題から
確実に解いていくなどの工夫が必要になります。
時間制限をすることで時間配分の練習にもなります。
また入試直前には実際の入試と同じタイムテーブルで、
科目順も同じにして解きましょう。
解き終われば「採点」です。
採点は保護者など第三者が厳しく行なってください。
子どもに自己採点をさせると甘い点数になりがちです。
採点できたら「解き直し」が必要です。
どこを間違えたのか?なぜ間違えたのか?
理解できていなかったのか?ケアレスミスか?
原因を把握し、理解できるまで解き直しを行ないます。
採点や解き直しは親では対応が難しい場合もあります。
そのようなときは塾や予備校の先生などに任せることも
一つの方法です。
集団指導の塾や予備校の場合聞きにくいこともあります。
その場合は個別指導の塾や家庭教師に過去問指導を
依頼してください。
個別指導塾のVictory学院ではご相談に乗りますので、
いつでもお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございます。