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中学入試・社会科の分野別勉強方法

2022/10/14
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

昨日は中学入試社会科の勉強方法について、

全般的な話をしました。

 

今日は各分野別の勉強方法について

具体的に述べていきます。

 

まず出題範囲です。

 

歴史は日本史が中心です。

内容は旧石器時代から現代までの政治・文化・外交など

さまざまな内容が出題されます。

出題形式も語句や年号を答えるものだけでなく、

地図や史料を読み解かせるなど

広く深い知識が問われる問題が出題されます。

暗記するだけの勉強では解答できません。

 

地理の出題範囲は日本の国土や産業、都道府県の特徴、

簡単な世界地理、地形図の読み取りなどです。

地図や図表、グラフなどの資料を読み解かせる問題が

非常に増えています。

 

公民は政治・経済・国際社会の3つの分野から

出題されます。

歴史や地理と比べると出題数は少ないですが、

かといって疎かにしていいという訳ではありません。

 

大問毎に3つの分野が独立して出題されるだけでなく、

融合して出題される場合もあります。

また時事問題も合わせて出題されることもあります。

 

歴史の勉強のポイントは大まかな流れを掴むことです。

・何時代の出来事なのか?

・どのような人物が関わっていたのか?

・なぜその出来事が起こったのか?

・その後にどのような影響があったのか?

というように、前後のつながりをつかむことで

理解が進みます。

さらにその出来事がどこで起こったのかを

地図帳で確認しましょう。

低学年のうちに学習漫画で歴史のイメージを

持たせておくことも有効です。

 

地理の勉強のポイントは自然条件です。

Q.なぜ米作は太平洋側より日本海側で盛んなのか?

A.日本海側は太平洋側に比べて冷害にあいにくく、

  豊富な雪解け水と広い農地が確保できるから。

というように産業と自然条件は密接に関係します。

山地や平野、河川また気候などの特徴を掴むことで

地理がより理解できるようになります。

そのためにも地理を勉強するときは

地図帳を用意しましょう。

グラフや図表の問題に取り組むときは、

何が読み取れるかを考えるようにします。

 

公民の勉強のポイントは時事問題です。

ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルス、

地球環境問題など連日報道されているニュースは

私たちの生活に大きく関わっています。

そうした時事問題と政治・経済・国際社会がどのように

関わっているかをチェックするといいでしょう。

ニュースで取り上げられた言葉が難しいようであれば、

保護者の方が意味を説明してあげてください。

 

歴史・地理・公民についてそれぞれの勉強方法を

述べてまいりました。

その前提として基本的な用語の暗記は必要です。

ですが、それだけではいけないということは

昨日申しあげたとおりです。

 

本日申し上げた内容に取り組み、

暗記(インプット)と問題を解く(アウトプット)

を繰り返すことで学習の効果は現れます。

 

保護者の方は社会科に関することを親子で話すなど

興味関心を持てるようサポートしてあげてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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