『スピーキングテストとは』
こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
先月27日に東京都立の高校入試で英語の「話す力」を
はかる「スピーキングテスト」が初めて実施されました。
このスピーキングテストはグローバル人材の育成を目指し
「使える英語」教育に力を入れる東京都教育委員会が実施
したもので、都内の公立中学校に通う3年生の
約69,000人が当日受験しました。
また来年度の全国学力・学習状況調査でも中学英語の
「話す(スピーキング)」テストをオンライン方式で実施
することが公表されました。
このスピーキングテストはなぜ必要とされたのでしょう。
英語を習得するには「読む」「聞く」「書く」「話す」
という4つの技能を身につける必要があります。
今の学習指導要領では小学校高学年から高校までを通して
この4技能を体系的に身につけることになっています。
このうち「読む」「書く」の2つの技能はペーパーテスト
ではかることができます。
「聞く」技能も「リスニングテスト」として方式が
確立されており、都立高校入試でも行われています。
ですが「話す」技能についてはどの程度身についているか
十分に評価できていないという現状があります。
そのため中学校での学習によってどれくらい英語が
話せるようになったかを客観的に評価するためのテスト
として実施されました。
またそのテスト結果に書かれる学習アドバイスから
次の学習目標を立てることができるため
高校の授業に役立つと、東京都教育委員会はしています。
今回のスピーキングテストには様々な問題があると
されており、反対の声も聞かれます。
ですが今後スピーキングテストの重要性は
どんどん上がっていくと思われます。
英語に関する企業アンケートの結果を見ると、
企業が重視しているのが「聞いて話す力」です。
(「英語活用実態調査」2019年、
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会より)
企業が目標とする英語スキルの水準は
・英語で行われる会議で議論できる
・取引先/海外支店と電話・メールでやりとりができる
です。
グローバル化が進むなかで、世界の共通語である英語が
使えることは、生き残りのために必要不可欠なのです。
大学共通テストでの民間試験の活用は見送られましたが、
今後大学入試でもスピーキングテストが導入されることが
見込まれます。
Victory学院では”レプトン(Lepton)”という
子ども英語教室を開いています。
小学生からTOEIC®︎600点レベルのコミュニケーション
英語力の習得を目標として掲げています。
興味のある方はお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございます。