こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
お子さまの部屋はどんな様子ですか?
部屋が片付いておらず物であふれかえっている。
プリントがどこに行ったわからない。
必要なものを探すのに時間がかかりそうだ。
そんな様子だと「片付けなさい!」と言いたくなります。
「天才と言われる人の部屋は散らかっている」
と言われますが、それはクリエイティブな仕事をする人に
当てはまることです。
勉強だと勉強机や部屋が片付いているかどうかは
集中力にかなり影響があります。
人間の脳は視界に入ったものを情報として取り込むため
視界に入るものが多ければ多いほど
脳内で処理される情報が多くなります。
そのため脳に負荷がかかり集中力が続かなくなることを
ブリンストン大学が研究結果として発表しています。
また常に散らかった状況ではストレスホルモンである
コルチゾールが分泌されます。
そのため不安が増長され良質な睡眠の妨げになることも
わかっています。
お子さまが勉強に対して集中力を高めるためには
勉強机と部屋の片付けから始めることも一つの手段です。
「整理整頓」が片付けの基本です。
「整理」とは必要なものと不要なものを分けて
不要なものを捨てることです。
「整頓」とは必要なものを必要なときに
すぐに取り出せるようにしておくことです。
まずは不要なものを処分することから始めましょう。
「いつか必要になるかもしれない」と「要・不要」を
判断基準にするといつまで経っても捨てられません。
「今(近いうちに)使うか・使わないか」を判断基準に
しましょう。
捨てるものは例えば以下のとおりです。
○前学年の教科書・参考書・学校ワーク等
○これから受ける定期テストの出題範囲になっている
以外のプリント
○1年以上着ていない服
○読まなくなった本、聞かなくなったCD等
物を捨てたその次は「整頓」です。
ポイントは置き場所です。
物の定位置を事前に定めておきます。
収納場所を決めておけば片付けもしやすく、
必要なものをすぐに取り出すことができます。
机の上はできるかぎり物を置かないようにしましょう。
棚や引き出しを活用し、よく使う物は手を伸ばしてすぐに
取り出せるところに置くようにします。
教科書や問題集などは平積みにせず立てて置きましょう。
気をつけるのは床に物を置かないことです。
置き場所を決めていないと置きっぱなしになりがちです。
仮置き場をあらかじめ決めておきそこに置くようにすれば
床に物を置くこともなくなります。
中・高校生の子ども部屋は散らかっていても
保護者の方は入りづらいと思います。
年末は大掃除もあり、子どもが自分で片付けをする
良い機会です。
この機会に親子で片付けについて考えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。