こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
小中学生のスマートフォン所有率は年々上がっています。
インターネットを利用する青少年の割合は97.7%で、
そのうちスマホが68.8%を占めています。
(「令和3年度青少年のインターネット利用環境実態調査」
内閣府)
スマホは緊急連絡などに便利なものですが、
不適切なサイト・動画の閲覧やネット依存など、
子どもに悪影響を及ぼす可能性もあります。
また、ネットやSNSを通じて犯罪に巻き込まれる事件が
報道されてりしています。
ですが、親が子どもの使用状況を24時間監視することは
不可能です。
「ペアレンタルコントロール」は、
“Parental (親の)”“Control (制限)”のことで、
子どもが適切にスマホやパソコンを使うことができるよう
その機能を親が管理・制限する機能のことです。
機種により異なりますが、
以下のことを親が子どもに対して行うことができます。
・特定のサイトへのアクセス制限(Webフィルタリング)
・子どものアプリ・Webの閲覧履歴のモニタリング
・DVD・Blu-rayなどの映像ソフト再生時に
暗証番号の入力を要求する
・子どもの位置情報を確認する
また、これらの機能をリモートで利用設定できる
サービスを提供している企業もあります。
情報リテラシーが未熟な子どもだと、
スマホやパソコンを使いすぎたり、
不適切な情報にアクセスしてしまうこともあります。
そうしたことについて親が制限したり、
見守ることができる機能として役立てることができます。
ですが、厳しすぎる制限や親による監視は、
かえってスマホ・ゲーム依存になる危険性があります。
スマホやパソコンなどの通信情報機器の使い方について、
ペアレンタルコントロールの機能に
任せきりにするのではなく、
子どもの発達段階に応じて制限すべき機能、
使わせても良い機能を見極めて、
親子で話し合って見直しすることが必要です。
「どの機能が自分にとって必要なのか」
「使えるけれども必要ない機能は使わない」
「どう使えばより効果的か」
といったことを子ども自身が考えることが大切です。
日頃から子どもとスマホやパソコンの使い方について
コミュニケーションを取りながら、
その中でペアレンタルコントロールを
上手く取り入れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。